数学的には向き付けが不可能なメビウスの輪
ある数学者によって発見された「メビウスの輪」と呼ばれる幾何学的形状をモチーフとしたローテーブルです。大胆なスタイルとは裏腹に、高い技術が随所に散りばめられています。大判のスチールを不均等に曲げる技法はもちろん、溶接された4つのセグメントが高い研磨技術により途切れなく見える3次元形状は、どこが溶接部分かがわからないほど。繊細で確かな技術があるからこそ成せる、丁寧な仕上がりとデザインです。
あるだけで美術館?
オブジェを飾るようにテーブルを置くことができる、アート感覚のプロダクトです。
天板をセレクト
天板はクリアとグレーペンガラスの2カラー。角と丸の2形状展開です。
落下防止
スチールのベースとガラス天板の間には樹脂のクリアバンパーがついていて、ズレを防ぎます。
DESIGNER
Lucidi Pevere
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Paolo Lucidi (1974) Luca Pevere (1977)は二人ともUdineで生まれ、ミラノ工科大学で出会い、工業デザインを卒業しました。
Paolo Lucidiは工場の社員、店員、デザイナーとして働き、Piero Lissoniのスタジオで短期間働いた後、Marc Sadlerの下でAmerican Standard EuropeやSalvatore Ferragamoのような国際的な企業のプロジェクトを共に行いました。
ここにおいて、困難でありながら刺激的な製作過程と多くの試みにより、素晴らしいデザインと商業的成功が生み出されることを学んだのです。
Luca PevereはClino Trini Castelliの下で経験を積み、一方でデザインの品質面について考察し(三菱、日立)、他方でBruno Munariの後継者と言われるMarco Ferreriと技術的な側面の分析(Zerodisegno、Magis)を行いました。
11年後の2006年に彼らはミラノを離れ、Udineに拠点を置くStudio Lucidi_Pevereを設立しました。
彼らはNovecentoundici, Deroma, Gedy, Softline, Unitable, Mariani その他多くの企業の為にデザインを行い、現在はFoscarini, Arper, Horm, Kristalia, Teracreaと協力して新製品を開発しています。