デザインができるまで
「家庭空間にインスピレーションを受けた椅子」をテーマに考えられたデザイン。フォルムを決める際に紙を折り曲げて検討を重ねた結果、”曲線状の首を持つ四本脚の小動物”のようなカタチに行きつき、そこからSAYAが生まれました。
唯一無二のフォルム
バックレストを抱擁するような、独自のラインで仕上げたカタチが特徴です。軽やかな印象でありながら、無二の個性を宿しています。
マテリアル
素材にはウッドを選び、家の暖かさ・生活というイメージに結びつきやすいチェアに。使用している合板は軽く滑らかなプロダクトを創り出せる素材で、デザインを引き立てています。合板の木目は一般的にタテ流しですが、SAYAではヨコ流しとすることで、広がりのある大らかな印象に。質感は木目を生かしたツヤ消しで、触り心地はやわらかく、たとえば海の波に洗われてスベスベになった小石のように、誰もが触ってみたくなる魅力的なものをめざしました。
カラーは3色展開
カラーにはビビットなレッドもラインアップ。木の持つ可能性に逆行することなく、それを最大限に生かす事を考慮し、ブラック・チーク・レッドの3色展開としました。
家庭から商空間までお使いいただけます
「家庭的な暖かみ」を愉しんでいただくためのデザインですが、その快適性はさまざまな用途・環境にフィットします。アクセントとなる存在感があり、レストランなどの商空間でも採用されています。
SERIES
DESIGNER
Lievore Altherr Molina
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Lievore Altherr Molinaスタジオは、Alberto Lievore(アルベルト・リエボレ)、Jeannette Altherr(ジャネット・アツテール)、Manuel Molina(マネル・モリーナ)によって1991年に設立されました。
ニーズと実用的・技術的要素、そしてコンテクストから派生した構造が生む美しくピュアなフォルムには、彼らのデザインの人文主義的アプローチが浸透しています。彼らの作品には家具のデザイン、インテリア、工業製品とパッケージといった多岐の分野にわたる仕事の仕方が感じられるのが特徴です。その作品は、国際的に評価されており、生活と仕事の場であり、そこで教鞭もとっているスペインで、権威あるNational Design Award(1999年)を獲得しました。Lievore Altherr Molinaは、Arperの製品のうちでも、Catifa、Duna、Leafといった特に重要で人気の高いモデルのデザインを手がけ、バルセロナにて1991年-2016年活動していました。